2018年1月27日土曜日

神経ブロックとデキサメタゾン投与

麻酔科勉強会 担当:O先生

「神経ブロックとデキサメタゾン投与」

・デキサメタゾンとは?
 ・副腎ステロイド製剤の1種
 ・デキサメタゾンリン酸エステル
 ・当院ope室に置いてあるステロイド剤の1つ
 ・1アンプル(3.3mg)96円
・手術室内におけるステロイド製剤の使用目的
 ・ステロイドカバー
 ・アナフィラキシー・ショックのセカンドアタック予防
 ・敗血症時
 ・嘔気予防
 ・咽頭浮腫予防
 ・鎮痛および局所麻酔の効果助長
・ステロイドの力価を知っておこう。
・デキサメタゾンの鎮痛補助効果
 ・デキサメタゾンは局所麻酔薬と併用されることがある。
 ・鎮痛作用も有するが、痛覚神経遮断時間だけでなく、
  運動神経遮断時間も延長する。
 ・その機序は完全には解明されていない。
 ・経静脈投与でも鎮痛時間が延長する。
・デキサメタゾンの作用機序
 ・サイトカインを抑制し、異所性発火を抑制
 ・侵害受容性C線維のポリモーダル受容器のカリウム依存性発火を抑制
 ・侵害受容性C線維のポリモーダル受容器の
  グルココルチコイド受容体に作用しC線維の活動低下
 ・血管収縮作用
 ・全身の抗炎症作用
 ・その他の機序もあるかもしれない。
・鎮痛目的でのデキサメタゾンの使用
 ・神経ブロックとの併用(神経周囲投与)と全身投与
 ・これまでその違いについてはあまり語られてこなかった。
 ・DesmetらのRCTではその鎮痛時間延長効果に違いはないと結論。
・BJAのReview読みました。

・神経ブロック施行時にはデキサメタゾンIVを考慮しても良い。
・脊椎麻酔時には運動神経遮断時間も延長するため要注意。
・神経ブロック時ロピバカインに
 デキサメタゾンを混ぜることの意義は現時点では乏しい。